星星が唄う

流れるはセレナーデ

 

朝顔姫は頭上でほほえみ

牽牛は手をかざして合図

 

ミルク色の河はつめたく

ぼくの足首を光がなでる

 

そうろりと掬い上げれば

きらきらと鳴く子守唄

 

きみを立ち上がらせるもの

何一つ持ってはいないけれど

 

届けにゆこう

今夜、きみに

夜空中の星を集めて

 

タイムリミットはせまる

小夜曲はもはや最終楽章

 

ぼくはでこぼこな階段を翔け昇り

陽光はぼくの背中をなめる

 

きみは驚き名を呼ぶが

ぼくはかわりに輝き散らす

 

星合い空はいっそう青く

唄は遠くへ流れゆく