死神は、雨のようだ、と云う

命尽きた者が犯した罪を 斬ることで濯ぐ

 

逝きつく果てが たとえ業火の中だとしても

全ての魂を 濯ぐ、

 

雨の ようだと

 

 

 

この頬に流れるものは 生温く

罪を洗いながす己の罪を流すものは 何もない

 

往きつく果ては 何処にもなく

途方もなく立ち尽くすことも できはしない

 

こびりついた血の痕と

鼻につく生臭いにおい

 

血は 流れたまま

決して色褪せることはなく

 

 

それでも立ち止まることはできないのだという

掠れた声が 耳に響いた